無意識に潜む心の構造

様々な感情は、刺激への脳の生理的反応です。

感情とは、特定の行動を引き起こして生存をしていくための脳の生理的な働きです。

種の存続を守るためにお互いに協力して共存していくよう進化してきたと言われています。

人の様々な感情は、集団で生きる危険回避をする社会的結びつきを持つなどを目的として脳内で処理している生理的反応です。

視床から偏桃体、海馬、視床下部へと渡りあらゆる感情を処理して

怒り、恐怖、悲しみ、嫌悪、驚きなどの感情的な行動や反応を引き起こしていきます。

人の感情の反応は、意識的と無意識的な経路があります。

無意識的経路は、命を守り生存させていくために、闘争や逃走の準備を始めていきます。

意識的経路は、環境や状況により慎重に準備し行動を起こしていきます。

自分が気づく以前に脳は刺激を察知して、無意識の自動的反応を引き起こすという高次の認知機能を持って生まれてきました。

また意識的な経路は無意識を修正し、本当の感情を意識的に隠したり表したりしています。

怒り、恐怖、悲しみ、嫌悪、驚き…と、感情は脳内でわずかづつ異なるパターンの活動を引き起こしていることが明らかになっています。

そして思考、感情、行動がパターンとして繰り返されていくことで、精神的障害を抱えていくことになります。

対人関係の悩みは、多かれ少なかれ誰もが遭遇していきます。

それらは幼児期の愛着障害の体験が抑うつ、攻撃、知能の発達障害の引き金になっていると言われています。

些細なネガティブな感情でも上手に対応してコントロールできるようになると、周りに振り回されなくなっていきます。

自分の心と上手に付き合うために…

✅不安や緊張を正常と捉える

✅前向きなセルフトークを育てる

✅適切な運動、食事、休息を心掛ける

✅心の悪循環を、善(幸)循環にかえる

心と体の健康を整えていきましょう。

      

自分でできる「健やかな感情の育てかた」を実践して、望む未来の自分を手に入れましょう。