生きづらさによる心体への機能障害

人間には自分の中に不安なことや葛藤、都合の悪いことが起きると自分の心を守る働きがあります

トラウマと言われる生きづらさは、脳と記憶への機能障害、自己喪失を引き起こし、防衛と抑圧、犯行モードなどが働きます

自分には価値がないと思っている人は、そのままでは苦しいので、俺はすごい人なんだと自分の無価値観にあらがうことをします

無意識にそうすることで自分の無価値観を感じずにすみます

また完璧にふるまおうとか人に役に立とうとふるまうことで、自分の無価値観に触れなくて済むわけです

現代医学の研究では子供時代の心身の発達途上中に継続して受けたトラウマは、成人してからの様々な心理的身体的な難病、うつ、肥満、パニック障害、自殺、膠原病などの疾患の原因になっていることが明らかにされています…ACE(adverse childhoon experience)

更に心理的障害にはPTSD(心的外傷性ストレス性障害)、ASD、解離性障害、摂食障害、万引き、パーソナル障害、うつ病、薬物障害、学習性無力障害etc.がもたらせると知られています

心理的な影響は生命の誕生を受けた時(胎児)から、神経系や免疫系、内分泌系、筋肉に蓄積されているという事実が医学的にも証明されています

子供時代に、この現状からはどうしても逃れることが出来ないという刷り込まれた感情があると、自分は無力だから自分の人生はかえられないと思い込んでしまいます

およそ母子関係で安全基地を獲得できると、情緒は安定して他社とのコミュニケーションを学んで社会性のある関わりを身に着けていきます

しかしこの重要な過程が得られない場合には、心身の恒常性機能が低下していくことになります

自分の感情に蓋をして、抑圧や解離をおこし自分を守っていきます

再体験したり、フラッシュバックが起きたり、悪夢体験が起きていきます

例えば子供の頃に両親から充分に愛してもらえなかったという感情が得られてしまうと、大人になってから友人や恋人や自分の伴侶に対して両親から得られなかった愛情を得ようとしていきます

子供のころの体験の再体験を繰り返して、やっぱり自分は誰からも愛されないんだということを証明させて強化行動を繰り返していきます

あるいは、その感情を感じないようにしたり、周囲から孤立してしまうこともあります

不安や恐怖感が持続すると、感情の興奮が持続してしまうことがあり集中力や睡眠の中途覚醒や肩こり腰痛・アルコール依存などももたらせていきます

ストレスは……

過去の後悔、トラウマ、対人関係のストレス

未来への不安や心配などの「生きづらさ」を強化していきます

ストレスをため込んでいると、あらゆる場面でキャパオーバーになりやすくなります

望む未来のために、より適切な行動がとれる自分になるためには、

様々な悪影響を及ぼしていくストレスをため込まないことが重要です

小さなストレスであっても、日常からため込むことがないように可能な限り解消をできるようにしておくことで、自分にも自分の周囲にも善循環を及ぼしていきます

ストレスを解消していくことで、重荷を降ろしていけば、過去に引きずられることなく未来の不安も減り、さらに対人関係の苦手意識やトラブルが減って気が楽になり、自由で自分らしい人生を手にしやすくなります。

明日死を迎えるとしても、今日から幸福になっても遅くない

死んでいない限り生きている

そうしたら生きていることを楽しもう(中村天風の言葉より)

自分を取り戻すために、「自分の所有権を取り戻し、自分の価値観を再建していく」

自分が直面している状況への対応の仕方を持っていることに気づきましょう