愛着の種、幸せホルモン

愛情や幸福感を高める幸せホルモンといわれるオキシトニンは

脳内で作られるペプチドホルモンで、幸せな気持ちになります

更にオキシトニンが増えることで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを活性化します

そのセロトニンは、自律神経のバランスをとる重要な役割を担っている神経伝達物質です

1.朝の20分位の日光を毎日浴びる

2.軽いリズム運動(ウォーキング)

3.大豆製品や乳製品、赤身の魚などの摂取

4.スキンシップ、ふれあい、動物とのふれあい、呼吸瞑想、バランスのいい食品

また日中太陽の光を浴びたりして十分にあると、夜にはメラトニンという睡眠に関わるホルモンが活発になります

セロトニンの働き

 ❶メンタルが安定し幸せを感じる

 ❷食欲をコントロールする

 ❸睡眠の質を高める

 ❹自律神経のバランスを保つ

 ❺姿勢が良く表情に覇気がある

しかしストレスが大量に溜まると、セロトニン分泌が欠乏して感情が不安定になり、心と身体に悪影響を及ぼしてきます

睡眠障害、自律神経の乱れ、うつ、パニック障害、不眠症、不妊症など様々な心の病気を発症に繋がります

愛着の種、幸せホルモンの働きは

  • 心が癒されてストレスがやわらぐ
  • 自然治癒力が高まる
  • 免疫力が上がる
  • 心拍数が安定して心臓のはたらきが良くなる
  • 血圧が安定する社交的になって人と関わりたい気持ちが高まる
  • 人への信頼感や親近感が高まる
  • 母性が高まる(子供への愛情など)

この幸せホルモンを構築している礎となる重要な仕組みがあります

それは、「愛着」という仕組みです

一歳過ぎまでに、お母さんからほどよい世話を受けることで

オキシトニン受容体が脳内に増えていくのだそうです

例えばワンちゃんの出産に出会った人は知っていると思いますが

母親は何度も何度も、赤ちゃんを全力で舐めています

これが、我が子の脳内の愛情ホルモンを育てているのだそうです

赤ちゃん犬は、母犬に守られて安心しています

その行為は次の世代に引き継つがれていきます

人間の場合は、抱きしめることでお互いの脳に愛情ホルモンが育てられていきます

浅はかな倫理や道徳は、人が都合よく作ったものにすぎません

本当に大切なことは、「安全基地」を十分に作っていくということ

人間同士の戦いや対人関係の混乱の起きる原因も

こころの安全基地がないから起こる…そこに根本的な原因があると思えます

愛情に包まれたまま、心穏やかに生きていくことが出来るためにも

安全基地を持つているのと持っていないのでは

ひとり一人の、人生の質に関わることです

何らかの理由で

もしほどよい世話を受けられなかった場合

うまく機能することが困難です

不安定な愛着、見捨てられ不安などが見られた場合、この機能不全が起きていると言われています

また地方ではまだ亭主関白がまだ残っており

母親は父親の顔色を伺い

そんな母親を見習って、生涯苦痛を体験してしまうことさえもあります

更には近年では、遺伝的な要因が関与しているという研究もされています

もし自分は不安定かもしれないと気づいたら

今までの、よいこ、いい子、頑張り屋、優しい人を

捨てる時が来ています

少しでも希望をもっていれば、変わることができます

変化のきっかけがきっとあなたを待っています

       人は必ず死ぬ(人生は必ず終わる)

人生は一度しかない

   人はいつ死ぬか分からない

                        ー田坂広志ー